逆算、これでもう迷わない!

計算

(100-□)÷7+5=14 このような□を求める計算のことを、”逆算”といいます。

お子様は、この逆算、苦手としていませんか?

難関校でなくても、けっこう複雑な逆算が出題されますから、必ずできるようにしておかなければなりません。

このページで基本をおさえて、お子様への指導に活かしてください!

基本の”き”

逆算って、いつも途中でやり方がわからなくなるんですよ~

そうだね~、じゃあ、基本から確認だけど、この基本はおさえているかな?

逆算の基本の”き”

はい、これは全部、大丈夫だと思います!㋓と㋗が要注意なんですよね!

そうそう、真ん中に□がある引き算と割り算は要注意だったね!よく覚えていて、エラい!

今回は、どんな問題で間違えたのかな?

1問目

はい、これなんです。。。

逆算のコツは、”まとまりをおさえる”っていうことなんだけど、まず小さいまとまりはどれかな?

はい、小さいまとまりは、(100-□)で、大きいまとまりは、(100-□)÷7です。

OK!じゃあ、まとまりがおさえられたら、大きいまとまりから求めていこう!大きいまとまりはいくつになるのかな?

はい、それは、水色に5を足して14になるわけで、14-5で、9です。

そう、水色が9になるということは、次の式はこうなるね!こうやって一つ一つ途中式を書いていくことも大切なこと!

先生、黄色のまとまりは、7で割って9になるから、9×7で63です。

って、あっ、63を答えにしちゃってました!

続きは以下の通りで、100から何かを引いて63になる。その何かを求めれば終了です!

一歩手前までできていたのに、途中の値を答えにしてしまうというのも逆算ではよくあるミスの一つです!

2問目

おしいミスだったね!でも、計算方法は理解できているんじゃないかな?レベルアップして、分数が混ざってる逆算やってみよう!これができれば自信がつくよ!

はい、やってみます!

先生、ここまで合ってますか?

いいね!完璧だよ!最後までやってみよう!

おー!見事!大正解だ!!!丁寧に一つ一つ求めていけば、逆算はこわくないんだ!

ちょっと自信がついてきました!

慣れないうち、苦手意識のあるうちは、「まとまりに線を引き、それを求めたら次の式を書く」を繰り返していくといいです。慣れてきたら時短のために省略できるところは省略しましょう。

3問目

じゃあ、最後は入試問題に挑戦してみよう!

2023年度 昭和女子大学附属昭和中学校の帰国生入試の問題だ!

大問1で(8)まであるうちの(3)の問題!

はい、できるかどうか分からないけど、やってみます!

入試問題と聞くと、緊張します。

見事!!正解!!

バッチリだよ!!

この調子で計算練習を続けていけば、必ず克服できるはずだ!!

ありがとうございます!逆算が楽しくなってきました!

たいていの計算では、小数を分数に直す方が計算がラクになります。が、ときに分数を小数に直す方がラクな場合もあります。臨機応変に使い分けられるといいです。

まとめ

複雑な逆算でも以下の①~③のステップの繰り返しです。

お子様には、”まとまりを一つずつ求めていくんだよ”と教えてあげましょう!

①まとまりに線を引く

②まとまりの値を求める

③次の式を書く